1991年 - Capitol/EMIからWarnar Brothers Recordsに移籍し、アルバム『ブラッド・シュガー・セックス・マジック』をリリース。全世界レベルでのブレイク作品となる。現在のプロデューサーであるリック・ルービンを迎えた作品。このアルバムに収録され、シングルカットされたUnder The Bridgeで、初の全米1位を獲得。また、同じくシングルカットされたGive it awayは、グラミー賞のハードロック部門最優秀シングル賞を受賞している。
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2006年 - アルバム『ステイディアム・アーケイディアム』をリリース。初のアメリカアルバムチャート1位をはじめとして、全世界24ヶ国で1位を獲得。日本のアルバムチャートでも、2枚組の洋楽アルバムとしては、史上初の初登場1位を獲得した。先行シングルとなったDani Californiaが、同年に日本で公開された『デスノート』の主題歌として採用。同アルバム収録のSnow ((Hey Oh))も『デスノート the Last name』の主題歌に採用された。また、このアルバムで3度目のグラミー賞を受賞している。
「2枚組の大作をリリースするまでに4年間のキャリアの中断があったことは、バンドとしてのレッチリの成長についての問題を暗示しているようだ。当初はなんと、3枚組にできるほどの曲をレコーディングしていたという。トラブルメイカーとしての悪ガキぶりを売り物にパンクとファンクの融合の可能性を携え、80年代のメインストリームに切り込むオルタナティブ・ロック旋風に手を貸した彼らだが、20年ほどの歳月を経た今、パンクのエネルギッシュで生意気な部分はほぼ完全に姿を消し、ファンクのほとばしるようなリズムはこの2時間に渡る28曲のアルバムではかなり抑えられている。レッチリらしい男っぽく、時にマッチョなエッジは失われてはいないが、そのあたりは故意に控えめにして熟成した作品としている。ずっとメロウで時に内省的となっていて、クロスオーバー・ヒットとなった「Under the Bridge」に代表されるポップスの特性はないかもしれないが、ディスク1では「Snow」、「Wet Sand」、ジャズのようにクールな「Hey」といった曲が立派に花ひらいている。